東福岡高等学校をお訪ねしご依頼をいただいている業務について、同高校事務長様にその状況を伺いました。
東福岡高等学校の沿革は昭和20年福岡米語義塾として設立され、昭和30年に東福岡高等学校を福岡市箱崎宮前に開校しました。
昭和39年には現在地の博多区東比恵2丁目に学校を移転し、その後、平成11年4月に東福岡自彊(じきょう)館中学校を開校し中高一貫教育を採り入れました。
平成19年は学園創立65周年を迎え記念事業として、新校舎建設が始まり平成22年8月には全て完成する予定です。
建学の精神は「本校は私学の秀峰を目指し、全校あげて人格完成への理想教育に邁進しつつ、高等普通教育の完璧を期すると共に特に進学を重点に置き、躾の教育にあたる」を基本として、日々努力を重ねているところです。
たとえば、学校内での日常的な挨拶に「おはようございます」や「こんにちは」等を励行するよう指導し実践しています。このため、シルバーの皆さんにも、積極的に挨拶をしていただくよう協力願っています。
次に、依頼している業務についてお話致しますと、受付業務と清掃業務をお願いしております。
受付業務は3名の方で1日2交代で就業をお願いしております。業務内容は、多数の来訪者の受付や案内等ですが、快く対応していただいているので安心です。就業している皆さんは、とても真面目で明るく何事にも率先して業務処理を行ってくださるので感謝しています。現在、受付を行っていますプレハブの事務室も、学校本館工事と併せて新築中で8月に完成します。
清掃業務については、4名の方が3人態勢で就業しておられます。校内は広くて高層階もあるため教室やトイレの清掃は大変だと思っております。また、生徒さんも居る中での業務ですから対応に気を遣っていただいています。本当に良くやっていただいています。
当初、受付業務と清掃業務を福岡市シルバー人材センターにお願いするについては、心配する面も想定しました。しかしながら、皆さん方の就業状況を拝見して何も心配することはありませんでした。
事務長様は、笑みを浮かべながらシルバーの皆さん方の就業状況に感謝していることを述べられました。取材している私は、これも就業されている皆さんのご尽力の賜と思いました。
帰り際に,私が学校の廊下を歩いているとたくさんの生徒さんから大きな声で「こんにちは」と挨拶され、さわやかな気分になれた午後でした。