小林会員
平成21年3月 会員の集いでの舞
「筆耕班」の班長で、日舞にも活躍されている小林会員です。
《入会》
自宅近くにあったシルバー人材センター東支部の看板を見てふらっと入会し、迷わず好きな「筆耕班」に籍を置きました。「筆耕班」に在籍しながら駐輪場の定期券発行に就業、支部の事務所での手伝いも短期間ですが経験しました。入会してまもなく、勧められて東支部の事務所の片隅で、書道教室を始めることになりました。
これをきっかけに会員さんをはじめ、沢山の方々に出会い、現在まで楽しい日々を送っています。
筆耕の仕事は好きな「かな書道」は通用しません。一点一画を正確に組み立てていく楷書はいまだ不得手ですが、先輩会員に少しでも近づきたいと頑張っています。
《趣味》
息子が小学一年のときに、習字でも習わせてみようと尋ねた書道塾で偶然目にした「大和かな」の雅な魅力にとりつかれて40年、一時は寝食 を忘れてのめりこんでいきました。
人との出会いは誠に面白く東支部で出会った方から「日舞のサークル」の見学を勧められお供をしました。指導なさっておられる先生の舞の何とあでやかで美しいことか。のぼせ性の私は、二つ目の、のめり込みが始まりました。
この二つの趣味はどんなに精進しても辿り着く事はありませんが、それがまた楽しみです。
日々研鑽して行く中で少しずつでも感性が培われて行くことが何より嬉しく思います。
そんな私も最近は体力の衰えを痛感しています。避けて通ることの出来ない「老い」。
肉体が全てと思う人生は終盤がつらくなります。精神力を奮い立たせておくことで「老い」を素直に受け入れる事が出来ると信じています。ひょんなきっかけで出会った二つの趣味が今私の心を豊かにしてくれています。至福の晩年を存分に生きたいと願っています。
古希過ぎて南天の紅ことさらに