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ソング♪

会員の声

早良支部  井上和子さん

2011年11月15日
今年度から「福祉家事援助サービス班」班長となり、最近「手芸サークル」を立ち上げて代表となった井上和子さんにお聞きしました。

≪入会の時期とその動機は…≫
平成20年11月に、「市政だより」での募集記事を見て、夫婦揃って入会しました。これまで専業主婦でしたが、時間的な余裕も出来たので、畑仕事の延長で「庭の草取り」の仕事があったらと思っていました。
≪仕事の内容は…≫
現在、週2日程室見にお住まいのお年寄りのお世話をしています。
≪仕事の喜びと辛さは…≫
喜びは、短時間の仕事でこれだけ出来たと思う満足感です。又、私の訪問を楽しみに待って頂いていること
です。辛いと思うことはありませんが、強いて言えばお天気の悪い日に自転車で出かけることです。
≪心掛けていることは…≫
就業先の生活には、深く踏み込まないようにしています。
≪趣味は…≫
手芸とソフトバンクの野球観戦でしょうか。主人は南海ホークス時代からのファンで、一緒に足しげくヤフードームに通っています。
≪これからの抱負は…≫
仕事では、細く長く続けることです。又、9月に立ち上げた「手芸サークル」に、一人でも多くの人に参加して頂くことです。このサークルは月2回の集まりで、なかなか顔を合わせることのない会員の『ストレス解消の場』になればと思っています。

話が終わると足早に、ソフトバンクホークス応援のため、ヤフードームに向かわれました。

西支部 佐々木静男さん “健康診断を受診して”

2011年10月14日
 今年の夏で65才を迎える事になりました。
この飽食の時代、誘惑にかられる物が眼前に溢れています。又、何でも利便性の追求から歩かなくもなりました。
 現役を5年前に退き、ストレスも無く、これからは人生一回一度きり、好きな事や好きな物を食し飲んでました。
 ここ数年健康診断も受けておりませんでしたが、特定健診を昨年初めて受診してみて、驚いたことが二つ有りました。一つには前立腺癌の発覚、おまけにドクターから腹回りの脂肪が付き過ぎで、手術が難しいと言われ二重にショック。
 二つ目は体重が右肩上がりに増えていて、押しも押されぬ堂々たる「メタボ」。
九州場所に出しても可笑しくない体型になってる事でした。
 その時、西区でメタボリックシンドローム予防に取り組む人を応援する「ウエストリーグ」を勧められ、入団することにしました。今年で4年目だそうですが、知りませんでした。
 内臓脂肪を減らす為、健康作りの為、何をするか保健所の医師、保健師、栄養師、健康運動指導師がサポートして頂けるリーグです。
冬季リーグ(2月~7月)に入団し、自主トレプランを決め、生活改善記録表(スコアブック)に計画した、体重、食生活、その他を記入し、各専門家よりアドバイスを受けると言うシステムです。
 結果を思い起こすと、間食、飲酒量、夜食と食生活改善、1ヶ月で1kgの減量とウェスト1cm減。何かこのペースがリバウンドの少ないベターな型とのことで、ウェストリーグ代表として体験発表と西区保健福祉センター所長より賞状を頂きました。何十年かぶりにこのような賞状をもらい、照れ臭いやら、恥ずかしいやら・・・・・。お陰様で、血圧も下がり、脂肪肝もすっかり改善し、ベルトの位置も三つ程細くなりました。
 夏季リーグ(8月~1月)も自主プランのバーを上げ、健康作りの励み、シルバーセンターの「自主・自立、共働・共助」の基本理念の下に、これからも社会・人との関わりを大切に何らかのかたちで貢献していきたいと思います。

城南支部 末松智恵子さん “老け込んでいる暇なんてありません”

2011年09月15日
 長年、親交のある友人の勧めで平成16年6月に入会しました。当初は就業機会も少なく、センターの行事や会合に努めて参加して、顔と名前を覚えてもらうようにしました。その甲斐あってか、翌年4月に支部の家事援助事務に就くことができました。家事援助を必要とするお客様と会員さんとの連絡、調整に当たることになったのですが、当時は介護制度が改正された影響もあり、家事援助の仕事の依頼が大きく減るという事態に直面しました。そこで、依頼の受付からサービス開始までの期間を短くしたり、お客様とのコミュニケーションを密にするなど、きめ細かなサービスを心掛け、事態に対応しました。平成20年4月から支部の副委員長としてセンターの発展に努めてまいりましたが、昨年3月にその任を辞し、現在に至っています。
 入会して7年になりますが、その間、手芸サークル「マンサクの会」の発足に立ち会い、今もメンバーとして創作に勤しんでいます。サークル「歩こう会」にも参加していろんな所を訪ね歩き、常に好奇心・探求心を刺激しています。また、今年4月には女性会員のうち、料理が好きな人たちと趣味の料理の会を発足させました。
 センターに入会して良かったと思うことは、活動を通していろんな経歴や特技、考え方を持った人に出会えたことです。これが私の考え方や日々の活動の幅をグーンと広げています。今は毎日が充実しており、老け込んでいる暇なんてありません。

南支部 中野英子さん  “豊かな知識と経験を生かし、頑張っています”

2011年08月15日
 私は佐賀県出身です。学校を卒業すると、祖母より「日本刺繍の先生を紹介するから指導受けたらどう」と言われました。そこで、すばらしい師匠の下で薫陶を頂き、わずか三年間でしたが独立することができました。その後、福岡に転居して店を構えました。毎日が地味な仕事で頑なに家に籠り、着物に家紋を入れたり布地に色んな糸で絵文字や模様を縫い表す技術なので根気のいる作業でした。還暦を迎える頃、身体に不調を感じるようになりました。そのとき、知人から「家に引き籠るより外に出て、地域の人達と交流を深めた方が前向きになります」と助言され、平成18年4月に『福岡市シルバー人材センター』に入会しました。まずは軽いスポーツで体力づくりと思って、“ボウリング”“社交ダンス”“カラオケ”等を始めました。お陰で会員との触れ合いも増し楽しく過ごしています。シルバー人材センター設立25周年記念の会員作品展に、自作の着物、帯、袱紗を出品しました。又、センターの総会、芸能大会などで好きな演歌も披露しました。
 現在、老人ホームに入居されている89歳の女性の方の付き添いをし、週1回ほどボウリング場へ通っています。ストライクが取れるとお互いに喜び合いハイタッチを交わします。このようにスポーツで得られる喜びと感動を共有しながら頑張っています。年に数回は故郷を訪れ、昔過ごした旧家での想いや親族に会える楽しみで心の安らぎを得ています。
 これからの人生は昔取った杵柄を最大限に生かしながら就業し、人間関係を円滑にするために『人に優しく自分に厳しく』がモットーですと、含蓄のある言葉を頂いた取材でした。

中央支部 嶋田 しづ子さん

2011年07月15日
 私は、一昨年の2月に入会いたしました。短期間の掃除など数回就業したのち、昨年からご高齢の方のお宅で家事援助の就業をしています。
 ひとつは、娘さんとお母様の二人暮らしのご家庭からの依頼です。娘さんが外出される時に仕事の依頼があります。
 もう一つは、医者であったご主人を亡くされ、日常生活に不自由な問題を抱えておられる奥様の身の回りや食事全般を、ヘルパーさんと昔からのお手伝いさんと、シルバーからの二人が日替わりで就業しているお宅です。
 生活について事細かにお話があり、私に就業できるかと不安でした。趣味の会の「和楽」の会員の方々から助言をいただき、お受けいたしました。私は、水、土曜日の午後の担当になりました。午前中の担当の先輩に、細かく親切に仕事を教えていただきました。奥様が話されるひとつひとつが、大変勉強になりました。
 慣れてきました折、西日本新聞に「倫と輝く」という大野二三四さんの一代記が始まりました。それは壱岐の女傑といわれた人で壱岐沖に灯台を設置するよう海上保安庁に乗り込んで直談判したり、長崎県議会議員に選出され、日本初の女性速記、国家試験合格第一号にもなり、福岡で長く政財界大物が通う割烹店「福岡家」の名物女将として有名になった人物です。奥様から色々な苦労話を聞いていたものですから、共通点があると思い、読み聞かせを提案いたしました。奥様と作者は同世代で、時代背景や生活の考え方など共感され、喜ばれ、楽しみにされるようになりました。そのおかげもあり、お互いに会話の幅も広がりました。
 食事のことでは制約もあり気を遣います。奥様の思い出話などからヒントを得て、献立に取り入れています。季節感に気を遣い、食べやすいように薄く切り、柔らかさにもこだわっています。
 ここまで続けられたのは、先輩、「和楽」の仲間の方々からいただいたお知恵、発注者の方々のご理解のおかげです。主婦として、母親としての経験だけでこのお仕事ができることを幸せに思います。先日の“女性会員のつどい”の江口委員長のご挨拶の中で、「至難の技」というお話を聞き、事務所の方も理解してくださっていることを心強く思いました。