話しに熱が入る沖濱さん
40余年の勤務から、一昨年(2007年9月)に退職しました。
職務は、農薬としろあり防除薬剤の開発・技術普及・販売をしていました。
退職を前にしたとき、今までの経験を生かした老後を考える、良い機会を得ることができました。その発端は、福岡県緑化センターで樹木栽培、管理の指導をされておられる小河誠司先生との出会いです。
小河先生は、「樹木医」の資格をお持ちで、お話をしているうちに、これからの地球環境、自然環境維持の為に「樹木医」の果たす役割の大きさを知りました。
退職後「樹木医」受験の為に資料を読むうちに、「樹木医」のプロを目指すには、樹木剪定・管理の技術が必要である事がわかりました。
そこで、その年の11月に「福岡県シルバー人材センター連合会」主催の「樹木剪定講習」を受講しました。
そして、2008年6月に「会員」になり、西支部剪定の関班で、先輩方の指導のもと剪定作業に励んでおります。
2008年7・8月に「樹木医一次試験」「樹木医二次研修・試験」にも運よく合格し、別途受験した日本樹木保存協会「二級樹医」にも合格しました。
先に取得した「しろあり防除施工士」と併せ、樹木の病虫害相談にお答え出来る素地ができたかなと思っております。
樹木診断は「葉は沢山あるかな?」「葉の大きさは?」「枝枯れは?」「枝に蟻が?」など
いろいろ調べ、どのようにすれば弱った樹木を回復させることができるか、失敗が無い治療をする方法・費用等を計算、報告します。
健全な樹木を維持する為には、「人の健康と同じく、重病になる前に“予防・治療”を行う」ことです。
沖濱さんは、「剪定班の方々が、より一層の剪定技術向上と樹勢の維持管理に心を砕かれ、剪定依頼主への信頼が益々高まることを願っております。その為にお役に立つなら労を厭いません」とおっしゃっていました。 これからの剪定班の益々の活躍が期待されます。