小雨降る3月の午後、仕事を終えた津志田さんにお会いしました。津志田さんは、今年2月の会議で23年度の班長に推薦されました。
“配食班の仕事は…”
福岡市から委託されて、食事の用意が困難な高齢の方あるいはお身体の不自由な方に2人1組で弁当をお届けすることです。 又、同時にご利用者の安否を確認することも大切な仕事です。早良支部ではこれまでの配食車3台・15名体制から、この4月から2台・10名体制になり、月に延べ約1200軒に配食しています。就業時間は9時から12時半となっていますが、8時半には事務所から離れている駐車場から配食車を移動させ、洗車・車両点検・弁当袋の準備の後、朝礼・準備体操を終えて、弁当を作っている調理施設で袋詰めをして利用者の方にお届けしています。
“入会の時期と動機は…”
平成20年3月に60歳で会社を定年退職しましたが、1年間の仕事を離れた生活の中で ‘剪定’の仕事に興味を持ち、平成21年4月に入会して直ぐに剪定班の一員となりました。しかし、その8月にお客様の庭を剪定中、蜂に右手の甲を刺されて気を失い救急車で病院に担ぎ込まれました。今度刺された時には命はないと医者に言われて配食班に変わりました。
“仕事での喜び・辛さは…”
喜びを感じるのは、利用者の方から感謝の言葉を頂く時です。「ありがとう」「助かります」「ご苦労様」を聞くと、この仕事をして良かったと思います。私は辛いと感じることはあまりありません。ある班員が雪の日に、山奥に住んである高齢者の方のところへ弁当をお届けしたいとの一念で、麓に車を置いて雪で覆われている山道を、長時間歩いてお届けしたことがあったと他の会員から聞いたことがあります。
“趣味は…”
現役の頃は休みに仲間とテニスをしていましたが、仕事の関係でその機会が少なくなりました。最近は水彩画を描いて楽しんでいます。
“心掛けることは…”
利用者の方に、喜んで頂くことです。又、配食体制が大きく変わりますので、メンバーがスムーズに気持ち良く仕事が出来るようにすることです。