浜さんは、生まれも育ちも生粋の博多っ子で、唐人町駐輪場で就業されており、 その人柄は知る人ぞ知る会員であります。
駐輪場を訪問して名刺をいただいてびっくりしました。
名刺は福岡市無形民俗文化財指定 博多仁和加振興会 相談役 浜 泰浩 (芸名:千鳥足)です。
博多仁和加を正式に始めて、10年近くになり、三味線は8年だそうで、はたまたびっくりしました。
浜さんは子供の頃、親から「人様から笑われる人にはなるな」とよく叱られていたそうですが、会社勤めをする中で、宴会などで何か面白い事が出来、人を喜ばせることはないかと考えたのが「博多仁和加」のきっかけだそうです。 今年度、中央支部地域懇談会にもすでに2回お招きし、風刺の効いた話芸をご披露いただき、会場をいっぱいの笑いで満たしていただきました。
浜さんは「聞いてくれる人が楽しく笑ってしまう、最後のオチを考えるのがいつも難しい」と話しておられました。
また、浜さんは駐輪場での就業を両立させながら、老人ホーム、病院、公民館、福岡市一日周遊観光バスなど、精力的に訪問し、行く先々で笑いを誘い、皆さんの人気者となっています。
第54回博多盆仁和加大会(博多仁和加振興会主催、西日本新聞社後援)が8月22日開催され見事、浜さんが優勝されました。
ここで、その作品を紹介します。
“与野党が対立する衆・参のねじれ国会を嘆いて”
「かあさんの実家ば見習うてもらいたかやな。
しゅうとさん(衆と参)が折り合うとる」
普通の人は人前で話す事すら苦手なのに人前で笑いを誘う、浜さんは博多にはなくてはならない無形民俗文化財であります。