就業会員の皆さん
福岡市では旧玄洋公民館を利用して、西区で発掘された「埋蔵文化財」を展示する「玄洋文化財展示室」が、平成29年(2018年)5月20日に開設されました。
玄洋文化財展示室には、「福岡市埋蔵文化財センター」(博多区)に保管されていた、西区の西部7校区で見つかった出土品(縄文、弥生時代の土器や石器等)が、約150点展示されています。
当センターでは、令和2年4月から「展示物の盗難、損傷を防止し、併せて不良行為を排除し、財産の保全をはかり、その業務の円滑な運営に寄与」を目的とした「管理業務委託契約」を市埋蔵文化財課と結びました。現在は会員4人で「土日祝」に交代で案内(就業)しています。
この地域には、先に解散した音楽グループ『嵐』にちなんだ地域案内「嵐散策コース」があり、リーダーの話では「嵐5人組(大野智、松本潤、桜井翔、二宮和也、相葉雅紀)からその名にかこつけた神社『櫻井神社、二宮神社、潤神社』を中心に廻る散策者が、当展示室へも多くお見えになっていましたが、コロナ禍により団体での見学者はめっきり減りました」とのことでした。
リーダーは、地域の歴史文化について非常に詳しく、地域では「郷土史家」として親しまれておられます。
縄文から弥生にかけての当時の人たちの営みの姿を、発掘された土器や遺物から想像してみませんか?
(シルバーだより2021年4月号掲載)